多くの性病は自覚症状が少なく、かゆみや痛みが出た時点で、かなり進んでいるとお考えいただき、目で見える異常が出たらできるだけ早くご来院ください。100%性病ということではなく泌尿器の異常によるものもあります。性器のかゆみ症状がある場合に、市販の湿布薬や塗り薬などの使用は控えてください。ステロイドを塗るとかえって悪化することもあります。（カンジタ症）自己判断は危険です。

かゆみがひどい、水ぶくれなどができているなどの場合、とりあえず市販薬ですぐに何とかしたいと思うものです。ただ、その薬が症状に合わずに悪化する、触った手の雑菌で化膿するなどリスクがあるのも事実です。

かゆみや痛みだけでなく、できものやしこりができてくることがあります。重症の尖圭コンジローマは、性器のまわりに白色・ピンク・赤などのイボ、ブツブツが現れ、部分的にカリフラワーのような病変が出てきます。カンジダ症は水泡状のできものができ、性器ヘルペスのようにリンパに炎症が及んで、しこりが現れてくる場合もあります。このような状態になると、ますます心配になってくることと思います。逆に、感染する性病ではない、アトピー性のもの(カサカサしたもの)も増えています。また、かき過ぎて、しこりになることもあります。どちらにしても、診断を受けて病状を知れば安心できます。性病は治る病です。

これってニキビですか？人によってはブツブツしているのが性病かも?!ペニスのイボイボ、ブツブツ、虫の卵のような…ものがありまして…とご相談に来られます。これはフォアダイスといって、性病でも病気でもありません。どうしても気になって取りたい!という方はまずはご相談下さい。